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ミュージカル『アニー』オーディションで選ばれた10歳と11歳が意気込み「ポジティブで明るいアニーを」「ハッピーが広がっていくように」

更新日: 2024年2月6日Deview(外部サイト)

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』の2024年製作発表記者会見が6日、汐留日テレホールで開催され、オーディションで抜擢されたアニー役の岡田悠李(おかだ・ゆり/10歳/小学4年生)と絢田祐生(あやた・ゆうき/11歳/小学5年生)らキャストが登壇。4月20日~5月7日・新国立劇場中劇場で行われる公演に向けて、意気込みを語った。

 昨年オーディションでアニー役に選ばれた時の気持ちについて岡田は「名前を呼ばれた瞬間はただただすごく嬉しかったし、びっくりしました! 最初は実感が無かったんですが、周りの方々がニュースやSNSで合格発表を見て、応援してくださったので、本当にアニーになったんだなって思いました。初めてアニーとして写真を撮るときは、今まで家で着ていたコスプレのカツラと衣装じゃなくて、本物を着れたのがすごく嬉しかったです」と語り、再び喜びをかみしめる。

 一方、絢田は「私はアニーのオーディションを3回受けているのですが、2回目は最終で落ちてしまって、悲しくて泣き止まなくて、近くの公園で友達と励まし合ってなんとか泣き止んで帰ったんです。3回目も最後の最後まで名前を呼ばれなかったので、“また公園コースか…”と思ったんですが、名前を呼ばれて、まさかのハッピーコースでとても嬉しかったです!」と、こちらも念願の大役を勝ち取った喜びを鮮やかに蘇らせた。

 二人はどんなアニーを目指しているかについて聞くと、岡田は「まだどんなアニーになるか真剣に考えている途中で、なかなかパーフェクトな答えにたどり着けなくて」と悩みつつ「公演が始まる前には、私らしくポジティブで明るくて、自分に合っているアニーを演じられるように頑張ります」と意気込みを新たにする。そして絢田は「観てくれたお客様の心も体もハッピーに包まれて、そのお客様のお友達やご家族の方もハッピーに包まれて。ハッピーが広がっていくようなアニーになりたいです」と独特の言い回しで表現した。

 アニーと自分自身が似ているところについて、岡田は「いくら辛かったり悲しかったりしても、生きる強い力があるところだと思います」と語り、絢田は「ポジティブなところがアニーと似ていると思います。友達にも“祐生ちゃんってポジティブだよね”って言われるし、自分でもいつでもポジティブに生きたいって思うからです。だいたい悲しいことがあっても一晩寝るか、美味しいものを食べるか、どっちかをするとすぐ元気になれます」と満面の笑顔を見せた。

 演出を手掛ける山田和也は、今年のアニー2人に期待することについて「アニーって決してお行儀のいい子ではないんです。ずる賢い、抜け目ない、平気で嘘をつく、それでも生き抜いていく。なぜ生き抜いていくかというとお父さんとお母さんに会いたいからですよね。そういう、お行儀が良くなりすぎないアニーでいてくれたらいいなと思っています」と語り、そのまま大人キャストに向けて「みんなもお行儀良くなりすぎちゃダメだよ。大人もね」と笑った。

 会見にはウォーバックス役の藤本隆宏、ミス・ハニガン役の須藤理彩、グレース役の笠松はる、ルースター役の財木琢磨、リリー役の天翔愛も出席した。

 「アニー」は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画『ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)』をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。世界各国をはじめ、日本公演は、1986年の上演以来、今年で39年目を数え、これまでに全国で約191万人が観劇している。

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