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雨の日も快適に!子どもの長靴選びのコツ

掲載日: 2015年5月15日更新日: 2017年5月16日吉田飛鳥
もうすぐ雨の季節到来ですね。水たまりが大好きな子供たちに必須アイテムの長靴は、サイズがぴったりすぎると足が痛くなり、ちょっと大きいと脱げるため、選び方が難しいという声が多いです。でも毎日履くわけではないので、大きめを買いたいというのも正直なところですよね。そこで後悔しない子供の長靴選びをプロの方にお聞きしました。

子供の長靴のサイズ、どうやって決めたらいい?

買いに行く前に、裸足のサイズを正しく測定

まずは裸足の正確なサイズがわかっていないと、長靴も選べません。子どもの足の成長は先に述べた通りとても速いので、こまめにチェックしましょう。日本足育プロジェクト協会代表の玉島麻理さんによると、お家で裸足のサイズを測る際は、「紙の上に子供を立たせて、かかとと指先の一番長いところの長さを測りましょう」とのこと。お店によっては測ってくれるところもあるので、心配な人はそういったサービスを利用しても。

裸足で測ったサイズの1〜2センチ大きいものを選ぶ

では、購入する際のサイズ選びのポイントは? 少し大きめのサイズを買ってもいいのでしょうか?

玉島さんによると、「個人差はありますが、子どもの足は2歳までは年間約2センチ、3歳以降は毎年約1センチ伸びると言われています」とのこと。履く頻度が高くないので、成長を考慮して大きめのサイズを選んでいいそうですが、その際には中敷きを活用するのがポイントだそうです。

便利な中敷きをフル活用してサイズを調整

大きめのサイズを選ぶと言っても、大き過ぎると歩行時に長靴の中で足が前滑りしてしいます。また子供の足の甲が薄かったり幅が狭かったりする場合も長靴の中で足が遊びやすいので、このような場合にも中敷きを入れるのがおすすめ。中敷きでサイズ調整すれば、大きめを買っても快適に履くことができるようです。

サイズ以外で長靴を選ぶ時のコツってある?

素材の柔らかさ・速乾性をチェック

「長靴は基本ゴム素材で作られていますが、靴底が曲がる柔らかいものを選びましょう。硬い素材のものは滑りやすく、足指の力も入りにくいです。」と玉島さん。また、子どもは自ら進んで水たまりに飛び込んだりして長靴が濡れやすいため、乾きが早い素材を選ぶと梅雨は助かります。

重いものは避けよう

特に歩き始めの子供は、疲れやすく靴も脱げやすいので「重さ」に気を付けたいもの。全体の重さだけでなく、かかとにボリュームがあるデザインなどは重みで脱げやすくなりがちなので注意して。子どもがバランスを崩して転倒しないよう、なるべく軽めのものを選びましょう。

長靴の丈は足の長さと用途が決め手

小さいうちはまだ脚全体の長さも短いので、しゃがんだ時にひざ裏に当らない長さの長靴を選ぶのも大事なポイント。しっかり歩けるようになると、なるべくはね返しを防ぎたいと長めの丈を選びたくなりますが、通園や通学の際には下駄箱のサイズに収まるよう少し丈が短めのタイプがおすすめ。用途によって長いもの短いものを使い分けるのも手ですね。

雨天は暗いので、目立つポイントがあるものだと安全

うす暗い雨の日は、自動車や自転車などから子供がよく見えるよう、目立つものを身につけたいもの。長靴自体を明るめの色柄を選べば安全面もクリアでき、子供も楽しくお出かけできます。園や学校によるカラー指定があるなど落ち着いた色味を選ぶ場合は、かかとなどに車の光を反射するリフレクターを付けると安心です。

子供に長靴を履かせる時、やってはいけないことって?

長時間はNG。お天気の時履かせることはしないで。

長靴はあくまでも雨天時に「短時間」履くためのもの。運動靴のように活発に動くことを想定していないので、足にぴったりフィットする作りではなく、すぽっと履けるように余裕を持ってできていることが多いです。玉島さんによると、「長時間履くとぺたぺたと歩くクセがつき、足指が地面にしっかり接地せず浮いた状態のまま歩く『浮き指』の原因になったりします。」。脱ぎ履きしやすく特別感のある長靴は、履きたがる子供も多いですが、お天気の時は履かせないようにしましょう。

年間通してたまにしか登場しない長靴ですが、子供にとって歩きやすく、親にとって扱いやすい長靴を上手に選べば、雨の日のおでかけも親子そろって笑顔で過ごせるはず。親子で色やデザインを揃えてみても楽しいかもしれませんね。

お話を聞いたのは…

  • 玉島麻理さん

    足について正しい知識を得、正しい靴の選び方や履き方などを知ることでトラブルのない足を育てることを理念として、全国で足育アドバイザーを養成している特定非営利活動法人日本足育プロジェクト協会の代表を務める傍ら、子ども専門の足育&フットケアを行い毎月0歳から6歳までの足育クラスを開講中の「足育サロンTa・Ta・Ta」を開催。

  • 足育サロンTa・Ta・Ta
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ライター紹介

吉田飛鳥

子どもを持ってからというもの、これまで生きてきた世界が色んな意味で全く別のものに見える、ライター兼一男一女の母。旅行が大好きな夫婦のもとに産まれてきた子どもたちは、2人とも1歳前から何度も飛行機を経験。子どもと一緒のおでかけ時に感じるリアルな声をお届けします。

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