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【プロ厳選】子供におすすめ「コンビニおかず」 チルド&冷凍も

掲載日: 2020年3月11日更新日: 2020年3月11日いこーよ編集部

気軽に立ち寄って買える「コンビニおかず」は、忙しくて食事の用意が難しいときに重宝します。各コンビニチェーンでは、豊富な種類のおかずが販売されていて便利です。

そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する管理栄養士や調理師など食のプロ5人に、子供におすすめの「コンビニおかず」を選んでもらいました。

※今回選んだ商品は、2020年3月時点で販売されているものです。商品は販売時期や店舗によって異なるほか、取り扱いがない場合もあります

子供におすすめの「チルドおかず」

サバの味噌煮・サバの塩焼き(コンビニ各社)

【おすすめポイント】
サバは青魚の中でも群を抜いて栄養が豊富です。脳や神経組織の発育や、機能の維持に欠かせないDHA(ドコサヘキサエン酸)をはじめ、血液をサラサラにするEPA(エイコサペンタエン酸)、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンD、たんぱく質など、子供にも大人にも必要な栄養価がたくさん含まれていておすすめです

コンビニ各社で食塩相当量が違うので、塩分が気になる場合は成分表もチェックしてください。

1/2日分の野菜が取れる! 鍋シリーズ(セブンイレブン)

【おすすめポイント】
商品名のとおり、1日に必要な半分の量の野菜が摂れるおかずです。チルド商品を使うと野菜が不足しがちですが、こちらはお肉や豆腐などのたんぱく質も含まれており、バランスが良いのが魅力です。

とはいえ、これ1品だけでは成長期に必要な炭水化物が少ないので、おにぎりなどと一緒に食べるのがおすすめです。

自宅で食べる場合は、小鍋やどんぶりに移してうどんを入れるなどして、家族でシェアして食べるのもおすすめです。小さな子供がいる場合は、刺激の多いチゲ鍋や、噛み切りにくいモツ鍋などは注意してください。

サラダチキン(コンビニ各社)

【おすすめポイント】
多くのコンビニで販売されているサラダチキンは、サラダに乗せて食べる以外にも、さまざまな料理に活用できる便利おかず。チキンにチーズを乗せて温めたり、グラタンに絡めたりすれば、ボリューム満点のメイン料理が完成します

そのほか、チキンを割いてパスタやおかゆに入れるのもおすすめです。高たんぱくでカロリーは控えめなのもうれしいポイント

セブンイレブンでは、サラダチキンを入れて作るサムゲタンなど、関連商品も販売されているので、組み合わせて食べることで、さらにバランスが取れると思います。


子供におすすめの「冷凍おかず」

豚の生姜焼き(コンビニ各社)

【おすすめポイント】
育ち盛りの子供には、ボリュームのあるおかずがおすすめです。日持ちがする冷凍おかずは、いざというときに重宝します。

豚肉は、カラダのあらゆる組織を作る良質なたんぱく質が豊富なうえ、体内で糖質をエネルギーに変える酵素をサポートするビタミンB1が多く含まれているので、積極的に食べてほしい食材です。ただし、生姜焼きのタレにはハチミツが含まれているものもあるので、1歳未満の子供には与えないよう注意してください。

12具材のちゃんぽん(ローソン)

【おすすめポイント】
豚ガラベースの冷凍ちゃんぽん。1食分の野菜(120g)と、豚肉、エビ、イカなどの具材がたくさん入っており、一袋でおおよその栄養バランスがとれているのが魅力です

カップラーメンなどと比べて具材が多い分、ボリューム感もあります。スープの味が濃い場合は、お湯を足して塩分量を調整してください。

冷凍餃子(コンビニ各社)

【おすすめポイント】
餃子はお肉だけでなく、野菜も含まれているのでおすすめです。野菜が苦手な子供でも、餃子なら食べられる場合が多いです。

冷凍餃子なら、フライパンを出さずに袋のまま電子レンジで温めれば食べられるのもうれしいポイント。そのままでも味がしっかり付いているので、子供の場合は調味料を付けずに食べた方が塩分を控えられます。


子供におすすめの「副菜おかず」

<チルド>6種具材のひじき煮(セブンイレブン)

【おすすめポイント】
具材にひじきや豆腐、枝豆、れんこん、油揚げ、にんじんが入っていて、彩りもきれいです。豆腐が入っている点が珍しく、たんぱく質も補えます。おつまみやお弁当にもおすすめです。

<チルド>しっとり食感の8品目うの花(セブンイレブン)

【おすすめポイント】
食物繊維やカルシウムを多く含むおからを使った1品。おからや、ごぼう、にんじん、たけのこ、玉ねぎ、枝豆、昆布、しいたけの8品目の素材が一度に食べられるのが魅力です。おからはローカロリーでダイエット食材のイメージですが、たんぱく質や食物繊維、ミネラルが豊富なので、子供にも積極的にとってほしい食材です

<冷凍>大学いも(コンビニ各社)

【おすすめポイント】
おやつにも副菜にもなる1品。サツマイモは食物繊維やカリウム、ビタミンCが豊富に含まれています。サツマイモを揚げたり、飴を絡めたり、大学いもを自宅で作るのは大変ですが、冷凍食品なら簡単に食べられます。

自然解凍で食べることができるので、子供のお弁当にもおすすめです。飴の部分が歯に張り付くことがあるので、小さな子供に食べさせる際は注意してください。


「コンビニおかず」選びのポイントは?

コンビニおかずを選ぶ際に、気を付けるポイントや注意点はどんな点でしょうか?

山田(管理栄養士)「コンビニのおかずは味付けが濃いものが多いので、栄養成分表示から塩分の数値をチェックしたり、商品の加工度が高くないかをポイントに選ぶとよいと思います。加工度が高ければ高いほど、添加物が多い傾向にあります」

淵江(管理栄養士)「コンビニ各社で似たような商品が販売されていますが、食塩相当量を比較してみると、それぞれ数値に幅があります。これらの数値に注目して、どこの商品を購入するかを選ぶのもよいと思います」

加野(調理師)「塩分が気になる場合は、食べ方を工夫しましょう。汁物系ならお湯を足して薄めたり、タレが絡めてある商品ならタレをそぎ落としたり、付け合わせの野菜を用意して一緒に食べたりすることで塩分を控えることができます

鈴木(栄養士)「匂いがつく、手間がかかるという理由から、魚を調理して食べる家庭が減っているので、手軽に魚が食べられる惣菜はおすすめです

吉田(管理栄養士)「今回は冷凍食品とチルド食品からおすすめをピックアップしましたが、魚を扱っている商品はチルド食品の方が多くあるイメージでした。紹介したサバ以外にも、イワシの生姜煮やブリの照り焼きなどもおすすめです

加野「コンビニで魚や肉のメインおかずを選んだ場合は、不足しがちな栄養を補える副菜を自宅で用意したり、買い足したりして、バランスの良い食事を意識してほしいですね。副菜を付け足す余裕のないときは、1品でもバランスが取れそうな商品を選ぶとよいと思います」

淵江「ひじきの煮物やゴボウサラダなど、現代人に不足しがちな食物繊維がとれる副菜は積極的に選んでほしいですね。食物繊維をきちんと摂取することで、生活習慣予防ができると考えられています」

山田「コンビニの冷凍食品には、レンジで簡単にできるグリル野菜や、ビタミン類などの栄養素が豊富な緑黄色野菜が摂れる洋風野菜ミックスなどもありました。これらを活用すれば、野菜も手軽に用意することができます。ハンバーグの付け合わせに活用したり、レンジで解凍したものにドレッシングをかけて食べるだけでもよいと思います」

副菜を付け足すなどの工夫をすれば、栄養バランスの偏りを減らしたり、普段不足しがちな食材を手軽に取り入れられることがわかりました。ぜひ記事を参考に、コンビニおかずを上手に活用してくださいね。
 

お話を聞いたのは…

  • 加野 有美(かの ゆみ) エスキッチン食育サポーター

    大学卒業後より料理講師など食に携わる仕事を経て「食べること=生きること」をモットーに、多くの人が健康的でイキイキと過ごすことができる食の提案をしている。旬の野菜料理やパン、製菓を得意とする。調理師・食育インストラクター・国際薬膳食育師など食に関する資格を多数所持し、食育講座やレシピ提案、ライター業、イベント、出張料理と多岐にわたり活動中。保育士資格を保有し、子どもたちの食育にも力を入れている。

  • エスキッチン
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ライター紹介

いこーよ編集部

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